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COLUMN

『U-nerior』とは、何か?

芸術的才能を開花させるプロジェクト、始動。

潜在的アーティスト達の、夜のシェアエリア。

Whatever のメディアパートナー sunawa です。

この度、新しいプロジェクトを立ち上げることになりました。

その名も、U-nerior 〜ユーネリア〜です。

ユーネリア

https://u-nerior.studio.site

Whatever SHIMOGAMO EAST の1Fカフェスペースにて、夜の時間帯に開催される企画です。

コンセプトは、潜在的芸術家が集う、夜のシェアエリアです。

才能を眠らせている人々が、その能力を開花させるためにやってくる空間、そんなイメージです。

日本では、芸術家として生計を立てて行くことに対し、難しいという先入観を持っている人が多いかもしれませんね。そのため、作曲ができたり、絵が描けたりするのに、「それで食べて行くことはできなそうだから諦めなくちゃ」と思い込み、せっかくの光り輝く才能に盖をしてしまっている…、そんな人が無数にいるのではないでしょうか。

ただ、才能を持っている人は、その能力を生かして作品を創造し、世の中に貢献することが天命です。天命に背きながら生きていると、たとえ安定した生活を手に入れることができても、どれほどお金を稼ぐことができたとしても、心の中が常に空虚で、永遠に満たされないような感覚を味わい続けることになります。

そんな苦しみから解放してくれる、それが『U-nerior』の存在意義です。

ユーネリアという企画は、何故生まれたのか。

私自身、音楽家として生きていきたいという願いを抱えつつ、長年その夢に向き合えず、苦しい思いをしてきました。ミュージシャンをやりたいなら、作曲をすればいいじゃない、打ち込みをすればいいじゃない、レコーディングをして、楽曲を配信すればいいじゃない、頭では単純にそう思っているのに、なぜか身体が動かない、行動に移せない、重たく感じてしまう、そんな自分を責め続ける、そして他の仕事に追われ、疲れて寝てしまい、お金を稼いでもストレスで散財してしまう、そういう状態が日常的になっていました。

そんなある日、私はベッドから転がり落ち、強く頭を打ちました。

あまりに強い衝撃で、このまま命が終わってしまうかもしれない…、その覚悟が芽生えた瞬間から突然、色々なことが変わり始めました。勤めていた会社を辞めることになり、まる一ヶ月、自分と向き合う時間が生まれました。京都中のあらゆる神秘的な空間から、呼ばれているような気がしては、昼でも夜でもそこへ赴き、美しい光景に感動して一人で涙を流したりしていました。

そんな中で、突然脳内に浮かび上がったのが、SHIMOGAMO EAST で、芸術的な活動をしている人々の姿。そして、その光景と共に「ユーネリア」という5文字の音が降ってきました。なぜ「ユーネリア」なのか、私は意味を解読しました。

U-nerior』の『U』は…

夕刻の「U」、自由の「U」、右脳の「U」…

Universe の「U」、Utopia の「U」…

そして、あなたの「U」である、と。

また、日本語だと「uneri」は「畝り」と読めます。
それに、「terior=内装、大地」の音を掛け合わせることで
才能が畝り始める、美しく装飾された大地、という意味が生まれます。

U-nerior の企画が進行し始めてから、私は改めて、自身の尊敬するミュージシャンが何を想い、音楽を創造しているのか、ふと知りたいと想いました。それまでずっと、作品を聴かせてもらうことでエネルギーをもらっていましたが、何を考え、どのような思想や意図で音楽を生み出しているのか、そこまではちゃんと調べてこなかったことに気づいたんです。

大好きなビョークは、インタビューの中で、「私の役割は、世界中に星の数ほど存在しているであろう才能を呼び覚まし、その星達をつなぎあわせて、星座のように美しい光景を浮かび上がらせることだ」と語っていました。彼女がそんな思想を持って歌っていたなんて、知りませんでした。

どうしたら音楽で稼ぐことができるだろう…とばかり考えていた私の頭に、稲妻が落ちたような感覚になりました。

最近、よく聴いているサカナクションの山口一郎氏は、配信動画の中で、孤独に悩んで泣きじゃくる19歳の学生に向かって、直接こう語りかけていました。「寂しい時は、再生ボタンを押してサカナクションの曲を流してよ。そしたらいつでも隣にいてあげられるからさ」と。

アーティストを志す人の多くは、最初はみんな、絵を描くのが楽しかったり、音を奏でるのが楽しかったりするはず。ところが、自分が作品を創ったところで、それが一体、誰のための何の役に立つのだろうと考え込んでしまい、その答えがなかなか見つからなくて、そこからだんだん楽しくなくなっていってしまうのかもしれない…。ふとそんなことを思いました。

ただ、孤独な人や、悩んでいる人、迷っている人に、自身の作品を通して希望の光を届ける、そう決めて動き出したら、その想いは必ず届くのだろうと思います。

ここまで読んでくださって、何か心に響くものを感じてくださった方は、是非 U-nerior へ足を運んでみてください。


創造的空間シェア『U-nerior

場所:Whatever SHIMOGAMO EAST 1Fカフェスペース
日程:9月12日(木)
時間:19:30 〜 23:00(入退室自由)
料金:4,000円+税

・事前予約可能(当日参加可能)
・カード決済のみ可
・ウォーターサーバー完備。ドリンクオーダー不要
・飲食持込可。(他の利用者様の迷惑にならない範囲でお願いします)
・コンビニまで徒歩30秒圏内
・今後、月額制サブスクプラン登場の可能性有り

創造性を刺激する、本・雑誌・ガジェット等がございましたら、お持ち寄りください。

参加申し込みはWhateverのInstagramDMより
お電話でも気軽にお問い合わせください。

Instagram @Whatever_kyoto

電話: 075-706-1133

営業時間: 平日 10:00-17:00

sunawamakiさん
written by『sunawa』

WhateverShimogamo にある占いサロン『或庭』の鑑定師で、Whatever のメディアパートナー。電子音楽系ミュージシャン『sunawamaki』として、楽曲の配信も行っている。お笑いが好きで、NSCに入学したことも。お気に入りは、ゼルダの伝説、Bjork、チーズケーキ。

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