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COLUMN

Whateverプロジェクト in 海の京都

京都といえば、金閣寺や清水寺、古都の静かな街並み、おしゃれなお店が並ぶ街を思い浮かべる人も多いと思いますが京都にはもう一つの顔があります。

それが”海の京都”と呼ばれる地域「宮津・伊根町」

日本海に面し、自然の美しさと歴史が交わる場所で、京都市内の喧騒とはまったく違うゆったりとした時間が流れています。

そんな「海の京都」でもWhateverの新たなプロジェクトが始まりました。

先日そこでWhatever代表の楪葉が打ち合わせをするとのことで、メンバー数人と同行してきました。

宮津の中心に立つプロジェクトはじまりの建物

宮津の中心部、一番人が賑わう道の駅から少し歩くと目に入るのが、今回Whateverがプロデュースする建物。

古い街並みや風情が残る中に一際目立つその建物は、大通りの交差点の程近く、宮津の新たな象徴ともなりそうな存在感です!!

このプロジェクトは、伊根町生まれで育った倉さんと一緒に進めています。倉さんは、警備会社や福祉業を営んでいる方で、地元で深く根を張って事業をされています。とても気さくでたくましく笑顔が素敵な倉さん。

建物の立地が気に入ったことと、自分も使えるようなオフィスを所有したいと思い、この物件を購入されたそうです。自社で使うには広すぎる。余分な部分の有効活用を面白い使い方ができないか?と考えていた矢先、京都市で自社オフィス兼シェアオフィスを営む楪葉と知人を介して出会いました。

今回、Whateverは内装デザインと運営ノウハウ構築に携わります。

シェアオフィスとしての運営を予定していて詳細は今から決定していくとのことですが、もう今の段階からとても素敵な内装になっていましたよ。

この日は打ち合わせの大詰め。

時間がかかると思うので是非、宮津や伊根の町をみて来てください。

とご提案いただき、残念ですが我らが代表を置き去りにして(笑)

倉さんが運転する車で宮津から伊根へのドライブ旅が始まりました。

宮津から伊根までは、車で約30〜40分。

私たちが訪れた日は、地元の人も「久しぶりだよ!」と言うほどの快晴でした。

湾の反対側の輪郭まではっきり見えて水面がキラキラ。

「今日は穏やかで最高のドライブ日和だけど、台風や雨の日はすごい荒れるから毎日通る道でも全然表情が違うよ。」倉さん

伊根町の舟屋郡に潜入

こちらは倉さんの家族(料理上手なお母様)が営む舟屋。

この日ももちろん予約が入っていたので少しだけ見せていただけることに。

舟屋なので当たり前ですが窓の向こうには海!!海!!海!!

時間さえもゆっくりと操られているような。なんだか懐かしいような。

窓の外を眺めていると穏やかな気持ちになります。贅沢な景色ですよね。

次に見せていただいたのは現在使われていない倉さんが生まれ育った建物。

「この場所で素潜りをしたり親戚でよく集まったんだよ。」と倉さん

伊根町の魅力にはもちろん海外からもたくさんの旅行客が訪れています。

「改めて不思議だよね〜。僕はここで生まれ育ってそこらへんの網でかくれんぼしたり

岩やらに登ってみたり。そんななんてことのない暮らしをしてきたつもりだけど。

気がついたら遠く海の向こうからお客さんが絶え間なく来る町になっていることが。」  

海外からの旅行客の動きに合わせて現在ではいろんな一棟貸しのホテルができています。

海が見えるバスルームや寝室などをうたっているところも多くありますが「僕は海をぼ〜っと眺めて過ごす、一番長く過ごすであろう空間にこの景色をもってきたいんですよね。」と倉さん。

これからこの舟屋も、素敵な宿にリノベーションしていく計画が進んでいるとのことで、ワクワクする話をたくさん伺いすることができました。

伊根には何度も訪れていますが、案内してくださった伊根の風景は、今まで見てきたものとは違ってとても新鮮でした。生まれて育った倉さんだからこその伊根での過ごし方を伺ったり、地元の人たちの温かさに触れることができて改めてこの町の魅力を感じることができました。

自然の美しさだけじゃなく自然の大変さも熟知されている倉さんとのプロジェクトが、この地域に新たな価値を生み出すのは間違いないと感じました。

これからの海の京都プロジェクトもぜひ、お楽しみに。
楪葉さん、今度は伊根も一緒にいきましょうね。

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