COLUMN
京都・丸太町に、蜂蜜酒「ミード」の魅力を世界に発信する専門醸造所「京都蜂蜜酒醸造所」がオープンしました。築約100年の京町家を改装したこの醸造所は、京都の伝統的な情緒と蜂蜜が持つ可能性を融合させた特別な空間です。セミナーや試飲会を通じて、国内外の人々にミードの素晴らしさを届ける新たな文化の拠点として注目しています。
私も初めてのミード体験にワクワク、Whatever代表のゆずさん、顧問の村松さん、スタッフ、メンバーさんで試飲会に参加してきました!
会場となる醸造所は、趣のある京町家を改装したもの。この日迎えてくださったのは、蜂蜜専門店「金市商店」の三代目社長、“ハニーハンター”こと市川拓三郎さん。普段は日本全国、さらには世界中の養蜂家を訪ね歩き、年間300種類以上の蜂蜜を味わうという市川さん。その熱意からは、蜂蜜への深い愛情とこだわりが伝わってきます。当日はスーツ姿で登場しながらも、実は普段はハニーハンターらしくこんな格好をされているみたいですよ。
試飲会では蜂蜜の魅力を余すところなく語ってくださいました。こちらでは定期的に、ミードの歴史や製造の秘密に触れるセミナーも行われています。受講するとなんとミードマイスターという称号も得られるとか!蜂蜜の産地や種類による味わいの違い、ミードが生まれた起源など、とても興味深い話を聞くことができます。
木の温もりが心地よい空間に、黄金色の蜂蜜酒が美しく映えています。
アルコール度数7%。原材料は蜂蜜のみ。 ワイン酵母を加えて時間をかけてお酒にしていきます。注いだ瞬間から優しく芳醇で甘い香りが漂います。私もお酒を頻繁に飲む方ではないですが、香りだけでもびっくりしてしまうほどのいい香りです。優しい蜂蜜の甘さもありますが、飲んだ後の口はさっぱり。女性も安心して楽しむことのできるお酒だと感じました。
京都から伝統のある本物の商品を世界へ広めたいという思い。経営者陣で様々な観点からアイデアを共有します。皆さんの京都愛とビジネスへの想いが伝わる貴重な時間となりました。
京都から世界へ、蜂蜜専門店の挑戦はつづく
1930年創業の老舗蜂蜜専門店「金市商店」が手がける「京都蜂蜜酒醸造所」は、伝統に根ざしながらも未来を見据えた新しい挑戦。蜂蜜という自然の恵みを深く知り、日常に取り入れるきっかけを与えてくれるこの場所は、京都から広がる新しい文化になっていくに違いないと思える素敵な場所でした。
日常にささやかな特別感を届けてくれる。そんな京都発!のジャパニーズミードを、ぜひ体験してみては!