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自分だけのアトリエを持つ | SHIMOGAMO – EASTシェアオフィス【芸術家 後藤 隆範さん】

後藤さんのアトリエへお邪魔しました

先日、SHIMOGAMO-EASTの1名用の個室を借りてくださっている後藤さんのアトリエにお邪魔してきました。

「この場所はね、私の最後の贅沢なんです」と、いつもの笑顔で語る後藤さん。
その言葉の奥には、長年の歩みと、いまようやくたどり着いた“居場所”への愛情が込められていました。

かつては転勤の多いお仕事をされていたという後藤さん。日本全国を飛び回り、アメリカで働いていた時期もあるそうです。
その頃、会社の近くにあったエスプレッソだけを出す小さなギャラリーカフェで、そこに集まってくる日本人の方たちと語らいながら、アーティストとしての夢が静かにふくらんでいったといいます。

アートとの本格的な出会いは、東京の大学時代。美術部(慶應パレットクラブ)のアトリエで4年間学業そっちのけで絵に打ち込んだ日々。その情熱が、今の土台になっています。

Atelier 510 sun

後藤さんのアトリエの屋号は、「アトリエ 510 sun (ゴット サン)」。
アメリカ時代、後藤(ごとう)という名前の発音が難しいと、現地の方々から「GOTTO(ゴットさん)」と親しまれたエピソードから名付けられたそう。

「GOTOのTTOがDになると神様(GOD)になるから、なんだかみんなに神様みたいに言われていました(笑)。」「サンは数字の3にしようか迷ったけど、太陽の”sun”の方が明るくていいかなと思って」と、お部屋の名前からも後藤さんらしいユーモアとあたたかさがにじみ出ていました。

好きな絵を好きなだけ描きたいだけ

「好きなものに囲まれて、心地よく絵を描けます」と笑顔で語る後藤さん。
このアトリエを借りてから、後藤さんの活動は広がり始めたそうです。
最近では京都市長賞を受賞し、さらに、秋には岐阜で開催されるシニアのオリンピック「ねんりんピック」に展示が決定。
「声かけてもらってね。しっかり描いてみようって思って。」


​​「ねんりんピック」とは
「ねんりんピック」の愛称で親しまれている「全国健康福祉祭」は、60歳以上の方を中心として、あらゆる世代の人たちが楽しみ、交流を深められるスポーツ・文化・健康と福祉の総合的な祭典です。
厚生省創立50周年にあたる1988(昭和63)年から毎年開催されています。(引用 ​​ねんりんピック岐阜2025 https://nenrin-gifu2025.pref.gifu.lg.jp/)

後藤さんの作品をいくつかご紹介します

こちらは京都市の代表作品として選ばれ、京都市長賞を受賞した

イタリアの建物の写真を絵にしたもの。「階段が魅力的で描きたくてね。」

「実はこの絵の中にわかりにくいけど犬が3匹隠れているんですよ。探してみてください。」と後藤さん。

こちらも優秀賞に選ばれたイタリアのカフェの絵。

「本当はこの場所に街頭はなかったんですけどね。」

灯のあたたかみがプラスされてよりカフェの空気感が伝わってきます。

「これはね。義兄に作ってくれ!と頼まれて作ったんです。ローマの休日の真実の口です。

普通じゃつまらないと思って舌までつけちゃいました。」

ユーモアたっぷり。明るくなんでも楽しむ性格が絵や造形から感じられます。

見ていると優しい気持ちになるような魅力的な作品ばかりです。

色合いがなんとも言えないですよね。

後藤さんの作品はねんりんピック岐阜大会(2025年の10月18日から21日まで)でご覧いただけます。

もし興味があれば、ぜひ足を運んでみてください。

SHIMOGAMO-EASTの個室が、アトリエや夢のはじまりになる場所となり嬉しく思います。

これからも、後藤さんの活動を心から楽しみにしています。


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メール: https://whatever-produce.com/contact
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