COLUMN
緑に包まれる山奥の秘湯で、芯からの癒やしを。
寂光院の聖域にある温泉旅館
Whatever 或庭 の sunawa です。
ゴールデンウィークの京都には世界中から人が押し寄せ、
ラッシュアワーのようになっていた所もあるようですね。
そんな中…、人々の意識の抜け道を通り…
私はとある新緑の秘湯へ導かれていました。
その秘湯とは、『大原温泉』です。
大原と言えば、三千院がメジャーです。
そのため、三千院へ向かう道は大混雑しているのですが、
真逆にある寂光院の方へ行くと、人がいなくなるのです。
なぜ人がいなくなるのかは、完全に謎…
Whatever と一緒で、神秘的な結界が張られていて、
古代から守られているエリアなのかもしれないです。
魅力を余すことなく伝えたい反面
人が押し寄せてはならない、聖域のようにも感じられるので
少しビクビクしながらこのコラムを書かせてもらっています。
大原には、二つの温泉旅館
『大原の里』と『大原山荘』があります。
どちらも、風流で開放感に溢れる
露天風呂を楽しむことができます。
優雅な空間を独占できる幸せ
大原温泉は、たとえ三連休のど真ん中であったとしても
露天風呂が貸切で、私一人だけ…ということが多いです。
いつも「こんなに贅沢な空間なのに、どうしてだろう…」と
不思議に感じては「神様ありがとう」と思わざるを得ません。
この件について、Whateverスタッフで話した際
「少数派だからじゃない?」
と言われたのですが、えっ…?そうだったんだ!
そういえば、大原温泉を知る前
よく貴船の温泉に通っていた事を思い出しました。
かなり優雅な温泉施設で、めちゃくちゃ気に入り
毎週のように通っていたのですが…
いつも人がいなくて心配していたら、
案の定すぐ閉館してしまったんです。
人の気配がないのは個人的にありがたいですが
潰れてしまっては一大事なので複雑な心境です。
自然に包まれ五感が開花する
疲れを回復させ、芯から癒やされるためには
誰もいない温泉に浸かるのが、私にとっては最高のご褒美。
光、水、風…
ここへいくと五感が研ぎ澄まされるような感覚になります。
青もみじの濃淡…
天井に映る水面の揺らめき…
脱衣所で首を振る、レトロな扇風機の音…
そんな情景の中に溶け込んでいると涙ぐんでしまうことも。
極めつけは白米の美味しさをシンプルに味わえる
『おむすび定食』
日本にいることの喜びを、思い出せるでしょう!
才能を開花させたい人…
宇宙とつながりたい人…
そんな、つぼみのような状態にある人を
大原の温泉は包みこみ、花を咲かそうとしてくれます。
sunawamaki
タロット占い館『OracleGarden 或庭』のオーナーで、Whateverのメディアパートナー。ミュージシャンとしても活動中!好きなものは、お寿司、テイ・トウワ、温泉、ゼルダの伝説。鑑定のご依頼は、お気軽にどうぞ。タロット教室、ピアノ教室もやってます!