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【Whatever SHIMOGAMO入居者紹介】 或庭 sunawamaki(すなわ まき)

2024.3.28

Whatever SHIMOGAMO入居者紹介 或庭【占い師 / ミュージシャン】/ Whatever メディアパートナー sunawamaki(すなわ まき)

Whatever Shimogamo入居者紹介④

Whatever Shimogamoの入居者様を紹介しております。

本記事では、或庭【占い師 / ミュージシャン】/ Whatever メディアパートナーのsunawamaki(すなわ まき)さんを紹介します。

 

sunawamakiさん

sunawamakiさん

 

音楽とともにある幼少時代

sunawaさんは千葉県出身で、5年間ほど名古屋にいた時期もありましたが、子供時代を関東で過ごしました。3歳からピアノ教室に通っていました。両親が音楽家に育ってほしいと期待をかけており、子供相手でもナメずに厳しく指導する教室だったそうです。他の教室に比べ、3歳にしては質も量も厳しい課題を常に出されていたそうですが、sunawaさんにとってはそれが日常だったため、苦ではありませんでした。その甲斐もあってか、幼少期には絶対音感・相対音感の両方が身につき、一度聴いただけでどんな曲でも弾けるようになりました。

 

小学校、中学校の間もずっと音楽を続けており、ピアノ教室は大学時代まで通い続けました。そんなsunawaさんは、中学校時代に、運命的な出会いを果たしています。それは、シンセサイザーとの出会いです。シンセサイザーでオリジナル楽曲を作ることの魅力に取り憑かれたsunawaさんは、YAMAHAのコンテストに挑戦。そして、中学生ながら全国入賞を果たしました。

 

SFCでのかけがえのない日常

大学は慶応大学SFC環境情報学部に入学しました。音楽制作のAO入試で合格されたそうです。環境情報学部を選んだ理由は、メディアアートに興味を抱いていたからです。当時、メディアアーティストの藤幡正樹氏が教授として在籍されており、彼の元で学びたいという思いから環境情報学部を選んだのでした。

 

しかし、sunawaさんがゼミに入る年にちょうど藤幡氏は退任され、入れ替わりで佐藤雅彦氏が教授に就任しました。佐藤雅彦教授は、かの有名な『だんご3兄弟』や『ピタゴラスイッチ』の生みの親です。そんな佐藤教授がSFCに就任するということで、ゼミの倍率は通常よりも膨れ上がっていましたが、無事試験に合格することができました。

 

大学時代は表現の研究と音楽、そしてゲームに明け暮れた毎日でした。研究で心に残っているのは、『コんガらガっち』という絵本の企画に携わったことです。当時の佐藤研では「打倒佐藤(DATO SATO)」が目標になっていました。sunawaさんは、この本の企画を出した時「初めて打倒佐藤されました」と言われたそうです。

 

コんガらガっち

コんガらガっち

 

大学時代一番心に残っていることは何か尋ねました。「いろんなことがあったけど、佐藤先生のゼミで知り合ったみんなと、一晩中マリオテニスをしてたことかなぁ」とsunawaさんはおっしゃいました。

 

就活、そして任天堂

時が経ち、就職活動に取り組む時期になります。佐藤研のメンバー達は、佐藤教授が電通出身であったこともあり、広告クリエイターを目指す人が多くいました。ただ、sunawaさんは、自分の進路についてハッキリとした希望を見出だせず、モヤモヤしたまま、当時流行っていた『ゼルダの伝説』でひたすら遊んでいました。

 

そんな時、sunawaさんに運命的なひらめきが生じます。

 

就職活動をしなければならず、憂鬱な気分の中、ゲームで遊んでいる時間が、唯一の癒し。こんなに私を楽しませてくれるこの会社は、新卒社員を募集しているんだろうか。

 

その会社とは、任天堂です。

 

sunawaさんの任天堂についての作品

sunawaさんの任天堂についての作品

 

任天堂のホームページを見たとき、こんな人に来てほしい、という開発者インタビューの中で「モテる人」と語られていたのを見て、sunawaさんの頭は興味で埋め尽くされました。そして任天堂を受けることにしたのです。いろいろありましたが、無事入社することができました。

 

任天堂に入社してすぐの仕事は、一日中ゲームで遊んで問題点を見つける、そしてこれを制作会社へ伝えに行くというものでした。「ポケモン」シリーズではコーディネーターとして、任天堂の意見と制作会社の意見を調整する役目を果たしていました。10年間勤めたうちの後半では、キャラクターのセリフなどの文章制作、ゲーム内のチュートリアル設計などを行いました。『メイドインワリオ』のステージ内で歌ったこともありました。sunawaさんは今もこのことをとても光栄に感じられています。

 

どの仕事もとてもやりがいのあるもので、本当にsunawaさんは任天堂が大好きでした。ただ、任天堂は、朝が早い会社で、夜型のsunawaさんは体を壊してしまいました。仕事自体はとても充実しており、会社の考え方とsunawaさんの考え方も合っていました。「一生ここにいたい、やめたくない」そう心から思っていました。しかし、体調がどうにもならず、最後に任天堂の敷居をまたぐときには大泣きしてしまったそうです。

 

人生の軸

任天堂を退職した後は、ライティングの仕事を始めました。その仕事に励む中で占いに出会いました。ライティングの仕事の中に、タロットカードの解説文を書くというものがあったのです。

 

その結果、、、

 

面白い。自分で占ってみたい。

 

こう感じたのです。こうして、占いがsunawaさんの軸の一つとなりました。

 

タロットカード

タロットカード

 

また、体を壊すと同時に、本当にやりたかったことは何だろうと考えるようになりました。

 

自分はやっぱり「音楽」に向き合いたかったんじゃないか。

 

そして、本格的に音楽活動を開始するのです。

 

偶発的な出会いと、自身の原点から、人生の二つの軸がそろったのです。

 

占いに抱く思い

sunawaさんに占いのことを更にお尋ねがしました。sunawaさんの占いはタロットカードによるものです。タロット占いの良さは、メッセージがダイレクトで、直感的。そして柔軟性があることだとsunawaさんは考えます。

 

その場に出たことが、すべて。空の天気みたいに、変わるんだよ。

 

カードは嘘をつかず、その瞬間瞬間に必要なことが出てくるんだ。

 

こうおっしゃいました。

 

手相や姓名判断や四柱推命だと、占いの結果が次の日に変わることは、基本的にありません。しかし、タロットカードは毎瞬違います。占いを受けるその日に、必要なメッセージを受け取れるフレキシブルなものなのです。

 

sunawaさんの理想は、自身が相談者にとっての「メンター」となることです。

 

意見を押し付けるのでなく、その人の心の中にある本当の望みを照らす占いを。

 

未来は混沌としていて、決まっていない。未来をタロットでデザインしていく。

 

人が望むことは何でも叶っていく。必ず方法がある。

 

これをカードに尋ね、相談者に伝えていく。そんな占いを目指しているのです。

 

神託。

受信したメッセージを伝える巫女のようなお役目、ということです。

 

sunawamakiさん

sunawamakiさん

 

音楽に抱く思い

続いては、もう一つの軸・音楽についてお尋ねしました。

sunawaさんには、すがるように聴いていた2人のミュージシャンがいます。

TOWA TEI(テイ・トウワ)と、Bjork(ビョーク)です。

 

sunawaさんは、どんな音楽でも「聴く」ことができるわけではなく、どちらかというと聴くと苦しくなる音楽の方が多く存在する、と言います。

 

そんなsunawaさんのよりどころとなったミュージシャンが、テイ・トウワとビョークだったのです。この二人がこの世にいてくれたおかげで、私は救われた。私も誰かにとっての、そういう存在になれたら、とsunawaさんは語ってくれました。

 

sunawaさんは、音楽も占いと同様に「ダイレクトにキャッチしてつくる」ことを意識しています。宇宙の声を聴きとり、釣り上げて作るようなイメージです。

 

決まった作詞作曲の型はなく、宇宙に流れているもの、ふと耳を澄ませないと聴こえないもの、鼻歌のように出てくるもの、ある時ぱっと浮かんで聴こえてきたものを形にしています。時にこれらはひとかけらしかでてこないこともありますが、原石の状態を大事にしているので、そういう時は無理に隙間を埋めようとはしないのです。

 

河原を歩くとき、泣きながら聴いてもらえるような、中毒性がある曲をつくりたいーーー。

 

そんなsunawaさんおすすめの曲は、ご自身の参加するユニット『ユリネンド』が、2022年にリリースしている『デパスの海』です。この曲は、『LivingN』というアルバムに収録されているのえすが、『デパスの海』は、スペインのレコード会社から推薦を受けたとのこと。個人的な趣味が強く出ている曲であったにも関わらず、そんな曲を評価してもらえたことで、sunawaさんは、自身の世界が共感を生んだ気がして、とても嬉しかったと語ってくれました。

 

LivingNジャケット画像

LivingNジャケット画像

 

Whatever Shimogamoとsunawaさん

Whatever Shimogamoとの出会いはとても不思議なものでした。当時sunawaさんは、自身にとって理想的な家に住んでいました。でも、なぜか「引っ越したい」というもやもやする想いが心の中にありました。

 

「心が引っ越したいと囁いているからには探そう」

 

そう思い立って、物件を探し回りますが、色々探せども、心を満たす物件は見つかりません。そんなときでした。sunawaさんがいつものようにインスタグラムを見ていると、ふと目を引くものが映りました。それがWhatever Shimogamoの広告だったのです。

 

「宇宙はここを薦めていたんだ」

 

引っ越しをしたいという、もやもやした想いの正体がわかった瞬間でした。引っ越したかったわけではなく、Whatever Shimogamoに呼ばれていたんです。

 

実際内覧に来てみて、絶対ここだ、ここを探していたんだと腑に落ちました。そして、入居の契約と同時に、sunawaさんの中に渦巻いていた引っ越したい気持ちは消えていったのです。

 

「Whatever Shimogamo に出会っていなかったら…、そう考えると怖いです」

 

sunawaさんは述べます。おしゃれでセンスある空間、美しい色調、洗練された間取り、こだわりのあるインテリア、そして何より、魅力的なスタッフの方々、入居者の方々。言い出したらきりがないけど、どれも大好きで私には欠かせないものだと。

 

「ここに出会って、私の人生は変わりました」

 

Whatever Shimogamo を、自身にとっての「リビング」のように感じているのです。

 

sunawamakiさん

sunawamakiさん

 

Whatever Shimogamo内に展示されているsunawaさんの作品

Whatever Shimogamo内に展示されているsunawaさんの作品

 

Whatever Shimogamo と或庭〜aruniwa〜

sunawaさんは、Whatever Shimogamoにて『或庭〜aruniwa〜』をオープンさせました。

 

或庭は、タロット占いのお店です。これまでの常識や概念を覆すような、特別な存在にしていきたいと、sunawaさんは考えています。

 

また、或庭では今後、音楽教室も同時に開く予定です。音楽を難しいものとして捉えしまっている人、自分は楽譜が読めないから無理だと諦めてしまっている人に、楽曲を制作する楽しさや、耳コピをして自由に好きな曲を演奏する楽しさを伝えられたらと考えているのです。

 

或庭〜aruniwa〜ロゴ

或庭〜aruniwa〜ロゴ

 

最後に

以上、sunawamaki さんの紹介でした。

人の未来をデザインする占いと、新しい自分の「心のうち」から作り出す音楽を追求する素敵な方です。

インスタグラムでもsunawaさんを紹介させていただいております。よろしければご覧ください。

sunawaさんとお話ししてみたいという方はぜひ、Whatever Shimogamoまでお越しください。

sunawaさんリンクツリー

https://linktr.ee/sunawamaki

ユリネンド TuneCore

https://www.tunecore.co.jp/artists/Eurynendo

その他の入居者の記事はこちら

https://whatever-produce.com/member

次回の入居者様のご紹介もお楽しみに。

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